2021/02/26
教室での先輩と後輩




今回の担当は天沼です。
よろしくお願いします(^▽^)/
タイトル・・・
なんだか恐ろしそうな話が始まるのか?と思われそうですが
これまた、全く逆でして。。。笑
Ballet Dancerというバレエ教室がオープンしたのが2004年。
当初はサークルの様なスタイルで体育館で稽古を始めました。
私の長女の幼稚園の友人を中心に始めたので、生徒は全員幼稚園児。
10人程度から始めて、
あっという間に幼稚園生だけで60人を超える人数になったこともあり、
2008年、現在の教室に移動して参りました。
そんなスタートなので、あの大きいお姉さんみたいに踊りたい、という見本もなく
皆、年齢の意識が全くないまま一緒に大きくなりました。
学年が大きいからと言って「〇〇さん」なんて、呼ぶはずもない。
皆「〇〇ちゃ~ん」と、言い方が悪ければ馴れ馴れしい感じです。
ただ、そんな中でも、年数を重ねるごとに「〇〇ちゃんは上手だね」とか
「〇〇ちゃんみたいに頑張ろう!」とか、年齢に応じて
全員が心も身体も成長してきました。
Ballet Dancerでは、開校当初より
(ある程度通える時間が変わってくるので、そこは学年で分けることもありますが)
クラス分けは、基本レベル別のままです。
そのせいで、同級生が少なく感じる子もいるかもしれませんが
逆に様々な学年のお友達ができます。
学年が違っても、教室では「〇〇ちゃん」のままなので
先輩、後輩の境界線は全くありません。
それは中学生になっても変わらず、学校では「〇〇先輩」と呼んでいたとしても
教室に来れば、そんな壁も全くなくなり、今まで通り仲良しのままです。
そして、今ちょうど中学生(3年生を除く)は皆、学年末で苦戦中です。
クラスが始まるまでの間、勉強している中1に
中3と高校1年生が言います。
「どうしてもわからない問題があったら、選択問題は㋒を選ぶんだよ」
と真剣に教えていました。
教えるなら、「ここはこうやって覚えたら覚えやすいよ」とか
言って欲しいのに、そのアドバイス・・・(;^_^A
と思いましたが、これもコミュニケーションの一環で
自然な会話が出来る仲なんだと、微笑ましく見ていました。
そして、そのアドバイスをもらった中1は
先輩の教えの通り、わからない選択問題の回答は「㋒」にしたそうです。。。
正解だと良いのですが…
そんな仲良しクラスメイト(バレエでの)たちは、
いつでも穏やかな気持ちでレッスンを受けてくれています。
他の教室には主役争いなどがある教室もある、と聞きます。
そのくらいハングリー精神があっても良いのでは?と思うこともありますが
それがほとんどない(全くではないはず)当教室の子供たちは
どの子も性格が良く、面倒見が良いです。
少なくとも、発表会の全体稽古などで、小さい生徒さんが困っている様子をみたら
手を差し伸べてあげない生徒はいません。
皆、本当に優しくて良い子だな、と感心します。
小さい生徒さんたちも、そうやって優しくしてくれるお姉さんの様になりたい、
と憧れを抱いていると思います。
そしてその後、自分が大きくなった時に、小さい生徒さんの面倒をみてくれる
良い循環が流れているようです。
「小さいうちからお稽古なんて。」
という考えもあると思いますが
私は、自分の子供以外の子供達の成長を目の当たりにさせてもらい
小さいうちから、家族以外のカテゴリーに身を置く大切さを教えてもらっています。
小さい子は自分でなんとかしようと1人で頑張る姿が見えますし
少し大きい子は、少しでも小さい子の手助けをしようと教える姿がありますし
更に大きい子は、身の周りの世話だけでなく、小さいママとして活躍してくれます。
お勉強系の習い事と違って、お友達との会話も多く
また、バレエは発表会があるので
どうしても友達との繋がりが生まれやすいです。
そんな人間関係を築く上で大切なコミュニケーション能力を
自然と身につけられる人間に成長する環境なのが
「バレエ」というお稽古なのかもしれませんね。
小さい年齢からスタートして、
幼馴染を増やすのに最適な教室を
今後も目指したいと思います。
あ、うっかり忘れている様で最後の記載になりましたが
もちろん、バレエを好きになり上手になる教室が
大前提ですけどね😆
Ballet Dancer/DANCANIA 代表
天沼沙織
大学生、中学生の2人の子供を持つ母
12年前に北与野教室に移ってから、大人クラスも開講したので
それを機にバレエを始める
細い先生には程遠いが、子供好きのため、幼児、初心者のみを対象に
数年前よりクラスも受け持つ
現在、木曜 柔軟筋トレ、土曜11時クラス担当